竹内さんて、すごいなって思いました。『ハニー&ハニー』(編集部注:2006年発売の竹内さんのデビュー作。レズビアンカップルの日常が描かれている)では、マサコさんと付き合っていた頃の様子をポップに可愛く描いていたのに、今回の作品ではご自身の外見の絵柄とかもずいぶん変わっているし、内面も赤裸々に描かれていて、20代から30代でこんなに変わるものなんだな、と(笑)。
竹内さんが結婚に対して良くも悪くも夢を抱いていないというのが、意外というか、印象的でした。私はゲイやレズビアンで恋愛している方というと、みなさん同性婚の制度化に熱心で、できるなら結婚したいのだろうと思っていたので。でも、レズビアンの方でも、パートナーと結婚したい人もいれば、竹内さんのように結婚には特に興味がない人もいるんですよね。
私はドラマ『おっさんずラブ』(編集部注:2018年からテレビ朝日系列で第1シリーズが放送されているドラマ)にどハマりしたんですけど、一番ハマっていた時は、寝る間も惜しんでひたすら『おっさんずラブ』のことしか考えてない状態だったけど、元気だったし、肌もツヤッツヤでした。でもああいうのって、心が体を追い越している状態だから元気でいられるだけで、これから年齢を重ねると体がもたなくなってくるんだろうなと……。
そうですね。もともとオタクで、『仮面ライダー』シリーズとか『戦国鍋TV』とかもハマってきたんですけど、『おっさんずラブ』が私の中のオタクの概念を変えたというか。寝る間もなくその作品の世界のことだけを考え続けて、グッズも全部欲しくなって、というほどハマったのは『おっさんずラブ』が初めてでした。
2019年には、ラグビーW杯とか台風の被害とか、世の中的に大きなニュースもたくさんあったのですが、この時期に春田と牧は別れてしまっているので、「こういうことも二人は共有しあえていないんだ」「春田のことが心配でも牧は連絡できなかったんだ」と思うと、泣けて泣けて仕方なかったです。今思うと当時の情緒は自分でもおかしかったと思いますね。
私は超がつくほどのお金持ちになりたかったんです。お札の部屋とコインの部屋を作ってそこで泳げるような。芸人の前は看護師だったんですけど、仕事を続けるうえであまり自分には合わないと思ったことと、もっともっとお金を稼ぎたいと思ったことから芸人を目指しました。
私は親と離れて住んでいたので実は黙って仕事を辞めたんです。養成所の入学金も自分で支払いました。看護師の仕事が向いていないと感じたので、国家資格がとれるまで頑張って、その後すぐに転向しました。
結構ちゃんと準備したんですよ。300万円ぐらい貯金をして、保険に入ってから養成所に入りました。看護師の資格もあるし、いざとなればなんとでもなるかなと。貯金は想像以上に早くなくなってしまいましたけど。仕事を辞めた翌年は税金が高くてびっくりしました。
人を笑わせるのが好きで芸人になったわけではないので、毎日すごく楽しいかと聞かれたら「そう」とは言い難いですけど、やりたかった仕事に向けて努力をして、それが報われたのはうれしかったですね。
夢があっても必ずしもすべてをかなぐり捨てて向かうことはないと思います。仕事しながら副業したっていい。働き方は増えているので、自分に合う方法で好きなことをしたらいいと思います。私はやっぱり資格をもっているというのが後ろ盾になっています。
まとめ
今回は「おかずクラブ オカリナ」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「おかずクラブ オカリナ」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。