西暦1900年代の偉人

【種田山頭火】の名言集|名言まとめドットコム

人生は奇跡ではない、軌跡である。

山へ空へ摩訶般若波羅密多心経

うしろすがたのしぐれてゆくか

へうへうとして水を味ふ

ほろほろほろびゆくわたくしの秋

あるがまま雑草として芽をふく。

人々に幸福あれ、災害なかれ、しかし無常流転はどうすることも出来ないのだ。

ふるさとはあの山なみの雪のかがやく

笠も漏り出したか

生まれた家はあとかたもないほうたる

無理をするな、素直であれ。すべてがこの語句に尽きる、この心構えさえ失わなければ、人は人として十分に生きてゆける。

鴉啼いてわたしも一人

ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ

ああ酒、酒、酒、酒ゆえに生きても来たが、こんなものになった。酒は悪魔か仏か、毒か薬か。

彼等は理解しようと努めずして、理解することを恐れている。理解は多くの場合に於て、融合を生まずして離反を生むからだ。反き離れんとする心を骨肉によって結んだ集団! そこには邪推と不安と寂寥とがあるばかりだ。

けふもいちにち風を歩いてきた

また見ることもない山が遠ざかる。

また一枚脱ぎ捨てる旅から旅

笠にとんぼをとまらせてあるく

また見ることもない山が遠ざかる

次のページへ >

スポンサーリンク

-西暦1900年代の偉人

© 2024 名言まとめドットコム