西暦1200年代の偉人

【鴨長明】の名言集|名言まとめドットコム

朝に死し夕に生きるならひ、唯水の泡にぞ似たりける。

魚は水に飽かず、魚にあらざれば、その心を知らず鳥は林を願う、鳥にあらざれば、その心を知らず。

手の奴(やっこ) 足の乗り物

事を知り、世を知れれば、ねがはず、わしらず、ただしづかなるを望とし、憂へ無きを楽しみとす。

わかかみ、父方の祖母の家をつたへて、久しくかの所に住む

月かげの雲がうれ行く秋の夜はきえてつもりぬ庭のしら雪

三十歳余り にして、更にわが心と、一つの庵を結ぶ

夜もすがらひとりみ山の真木の葉にくもるも澄める有明の月
(一晩中一人夜を過ごして、深山の真木の葉の向こうに、曇り空の中にも澄んだ有明の月を見るのだ。)

春しあれば ことしも花は 咲きにけり 散るををしみし 人はいづらは 家の女郎花さかりなるとき、とほきところへまかるとて

見ればまづいとど涙ぞもろかづら いかに契りてかけ離れけん
(それを見ると、まづ、たいそう涙をそそられるもろかづらよ。どんな宿命で、私は下鴨社と縁が離れてしまったのだろうか。)

あるじはと とふ人あらば をみなえし やどのけしきを 見よとこたへよ 恋のこころを

石川や瀬見のをがはの清ければ月も流れを尋ねてぞ澄む
(石川の瀬見の小川(=賀茂川および糺の森を流れる「瀬見の小川」のこと)は水の流れが清いので、月もこの流れを尋ねてきて、澄んだ輝きで川面に宿っている)

うらみやる つらさも身にぞ かへりぬる 君に心を かへておもへば 秋の夕に、女のもとへつかはす

むなしく大原山の雲に臥して、また五かへりの春秋をなん経にける。

忍ばむと 思ひしものを 夕ぐれの 風のけしきに つひにまけぬる

その家のありさま、世の常にも似ず。広さはわづかに方丈、高さは七尺が内なり。所を思ひ定めざるがゆゑに、地を占めて作らず。

つのくにの こやのあしでぞ しどろなる なにわざしたる あまのすまひぞ ものおもふころ おさなき子をみて

春は藤波を見る。紫雲のごとくして西方ににほふ。夏は郭公を聞く。語らふごとに死出の山路を契る。秋はひぐらしの声耳に満てり。うつせみの世をかなしむほど聞ゆ。冬は雪をあはれぶ。積り消ゆるさま、罪障にたとへつべし。

そむくべき うき世にまどふ 心かな 子を思ふ道は 哀なりけり

もし夜静かなれば、窓の月に故人をしのび、猿の声に袖をうるほす。くさむらの蛍は、遠く槇(まき)のかがり火にまがひ、暁の雨はおのづから木の葉吹く嵐に似たり。山鳥のほろと鳴くを聞きても、父か母かとうたがひ、峯の鹿(かせぎ)の近く馴れたるにつけても、世に遠ざかるほどを知る。

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