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【香川 照之】の名言集|名言まとめドットコム

役のために魂を売るということではなく、その一瞬一瞬に真剣になれるかどうか。

人間としての問題かもしれませんが、なぜここに立っているのか、なぜ役者をやっているのか、そういういろんな問いにちゃんと真剣な答えがあり、そこからリアルな感情がボンッと出てくるような人が、いい俳優であり、いい人間であるような気がします

大人になって、悲しい経験、楽しい経験、苦しい経験をたくさん経て、その上で昆虫観察という趣味に戻ったとき、今度は自分の人生を、昆虫を通してフィードバックできるようになって、あぁこれは、人生にとってこういう意味があったんだな、とかね。

そのクマゼミの「ショワショワショワ……」っていう、初めて聞く鳴き声が強烈な印象で、「あれを採りたい!」と。

めったに出会えないんですが、静岡県の山地に生息する北方系の希少種、エゾゼミやコエゾゼミも出会うとすごくうれしい昆虫でしたね。

こんな樹相の雑木林なら必ずあの虫がいるに違いない。そういう目が利くようになりましたね。

緑が茂っていたら、無意識のうちに虫を探している、そんなクセがついちゃいました。大人になっても、ずっとそのクセが抜けないんです。

僕にも昆虫とのつきあいがしぜんと薄れかけた時期がありましたが、虫の世界に心をつなぎ止めてくれたのが、何であろう、いちばん好きなカマキリでした。

カマキリは、目の前で動く生きものをえさと見なして狩る習性があるんですが、その戦闘能力と動体視力にまず惹かれましたね。

帰宅の道中に広がる雑木林やイモ畑は、昆虫とふれあう絶好の場。

カマキリの捕まえ方は本当に研究しましたよ(笑)

放し飼いにして、何日も庭に居続けさせるんです。そして、オンブバッタなどの生き餌を与える。ちょっと残酷なんだけど、えさが逃げ惑わないように後ろ足を一本、外したりして。

えさを目の前に置いた瞬間、バッと飛びかかります!半端じゃないくらい、すごい反応力です。

待ち伏せ戦法で獲物を狩るカマキリにとって、捕食対象の虫は、運が良ければ出会える貴重な存在なわけです。

「ああ、生物というのは飢えていないと本来の魅力は失われるんだな」と実感しました。

衣食足りて満足しちゃってから、どのようにハングリー精神を保ち続けていくか……そこが人間の妙味なのですが、精神的にハングリーであり続けることがどれだけ大切か、僕はそれをカマキリから学びました。

「やめる」と決めるのは自分。自分で「出来ないから、やめよう」と決めるのは、「頑張っていない」ことだと僕は思う。だから「頑張る」というのは「やめない」ってことじゃないかと僕は思います。

今はもう、楽しくさせてもらう側じゃなくて、楽しくする側ですから。カメラの前でいいセリフを言えればいいっていう歳でもないので…(笑)。

この「半沢直樹」は銀行が舞台ですが、どの世界も大変だな、ということをまず思いました。

役を大きくとらえて、その役柄と違うものをひとつ持ち込むというくらいです。

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