西暦2000年代の偉人

【井上 ひさし】小説家、放送作家の名言集|名言まとめドットコム

戦争の時だって、反対する人はいました。でも、そのときの空気がそれを認めなかった。私たちは空気で動き、空気が先導した結果だから、誰も責任を取らないんです

辞書はよき相談相手であり、友人であり、いろんなことを教えてくれるおじさんなのです。そんなふうに辞書と付き合えば、一生の得ですよ。

凡句でも駄句でも粗句でも、とにかく冒頭が出来れば覚悟が決まる。あとはただ失敗をめざしてただひた走るだけである。

「言葉で生きることのしあわせ」を観客と共有したいのです

鳥は頭を向けた方に飛んでいくが、方向を決めるのは尾っぽである。

言葉を選ぶときも、私は主に大和言葉を使っています。

舞台には俳優がいます。たとえ翻訳できないことがあったとしても、俳優からたくさんの思いが伝わっていくと信じています

日本人を動かしているのは、人じゃなくて空気なんです。一人一人が自立していないから、空気が変わるとみんな付和雷同して意見や態度をコロコロ変える。

雄々しくネコは生きるのだ。尾をふるのはもうやめなのだ。失敗おそれてならぬのだ。尻尾を振ってはならぬのだ。女々しくあってはならぬのだ。お目々を高く上げるのだ。

どんな本でも最初は、丁寧に丁寧に読んでいくんです。最初の十ページくらいはとくに丁寧に、登場人物の名前、関係などをしっかり押さえながら読んでいく。そうすると、自然に速くなるんですね。ぼくは速読法というのはあまり信用していないんです。

読書とは、現在、この瞬間のよろこびでなければ意味がない。

人々に何か届けたい、人々とともに生きたい、そういう方向性が無いと入場料を貰えない気がする。

天皇を利用した人、それに無批判に乗った人、天皇が神の子孫だとかそういうことを真に受けた人、つまり庶民の責任は大きいと考えます。庶民が一人一人考える、自分なりに意見を持つ、それが代議制として政治に反映される、そうならないといけないでしょう

物語の基本的要素は「謎」である。逆に言うなら、謎の提起とその解明、これこそが物語の正体なのだ。

日本語ほどコトバ遊び、もっと正鵠を期するとコトバの音遊びの豊富な言語はないだろう。

世界には自分が正しいということを信じて、その考え方を他国に強制しようという原理主義的な態度をもった人たちがいますが、人というのは矛盾の塊だし、人であれ国であれ、良いところもあれば悪いところもあるのだから、お互いの良いところを認め合うようにしないといけませんね

理想や将来はいまは無いものです。しかし、ああしたい、こうなりたいという希望を言葉にして設定することで、私たちは理想や豊かな将来に向かって歩いていくことができる。

言葉の出生を訪ね、理解したことを書いていく。

核兵器の存在自体が人間の精神にマイナスの強い影響を与えるものなのです。そのことを知って欲しいし、自分たちは今どういう環境を生きているのか、今後どんな地球を創りたいのか、ともに考えられればと思っています

第九条があるということは日本が世界に誇るべきことのひとつなのです。

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