西暦1500年代の偉人

【千利休】豊臣秀吉の側近の名言集

ともしびに陰と陽との二つあり暁陰に宵は陽なり!

右の手を扱ふ時はわが心左のかたにありと知るべし!

乾きたる茶巾使はば湯をすこしこぼし残してあしらふぞよき!

床に又和歌の類をばかけるなら外に歌書をば飾らぬと知れ!

炭置くも習ひばかりに拘はりて湯のたぎらざる炭は消え炭!

夏は涼しいように、冬は暖かなように。

心の師とはなれ、心を師とせざれ。

点前こそ薄茶にあれと聞くものをそそうになせし人はあやまり。

薄茶入蒔絵彫りもの文字あらば順逆覚え扱ふと知れ。

はぢを捨て人に物とひ習ふべし是ぞ上手の基なりける。

習ひつつ見てこそ習へ習はずによしあしいふは愚かなりけり。

中継は胴を横手にかきて取れ茶杓は直におくものぞかし。

濃茶には点前をすてゝ一筋に服の加減と息をもらすな。

とにかくに服の加減を覚ゆるは濃茶たびたび点てゝ能く知れ。

茶はさびて心はあつくもてなせよ道具はいつも有合にせよ!

茶を振るは手先をふると思ふなよ臂よりふれよそれが秘事なり!

壷などを床に飾らん心あらば花より上にかざりおくべし!

掛物をかけて置くには壁付を三四分すかしおくことゝきく!

常の茶湯なりとも、路地に入るより出るまで、一期に一度の会のように亭主に敬畏すべきし。

何にても道具扱ふたびごとに取る手は軽く置く手重かれ。

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