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【ちば てつや】の名言集|名言まとめドットコム

できれば「自分」の悩みを描くだけでなく、「人間」の悩みや生き様を描くようになってほしいなと思います。自分のことだけ描いていると、作品の大きさに限りが出てきてしまうからね。

私は最初の連載が少女誌だったから、すぐに自分とは違う世界のことを描かなければならなかったんですよ。 兄弟は男ばかりだし、女の人のことが全然わからないのがつらくてねえ。 そのおかげでだんだん女の子が描けるようになっていったんです。

手塚治虫さんにしても、石ノ森章太郎さんにしても、何人かのすばらしい作家って、ちょっと女性っぽいところがあるんですよ

もし最初から少年誌で描いていたら、いまだに女の子を描くのが苦手なマンガ家のままだったと思うし、偏った世界を描いていたと思う。 大変だったけど、少女誌で連載していた頃というのは、マンガ家として修行時代だったと思います。

苦しいこともたくさんあるけど、マンガ家は本当にやりがいのある仕事だと思います。私自身、マンガを描きながら何度もそう感じてきた。ぜひみなさんも、まずは一作マンガを描き上げてみてください!

一番大切なのは勝敗よりもプロセス 努力している姿こそ美しい

ぼくは漫画を描きながら、ずっと登場人物と会話をしています。彼らが何を考え、どういう思いをしているのか、そう考えながらペンを走らせます。夢にも出てきます。彼らの懸命さに応えてあげたい。だから、ぼくも一生懸命に描きます。

1日1日が私の人生そのものです。無駄にはしたくない。お風呂に入るのさえ、ダラリとするのではなく、一生懸命に洗います。ジョーの生き方そのものが完全燃焼だったように、ぼくも与えられた時間の中で、常に完全燃焼したい。それこそジョーのように真っ白になるまで生きて、描いて、そして死んだように眠るんです。

テレビ化が決まって、「力石を永遠のライバルとして、生かしておこうじゃないか」という話があったんです。話し合いもしました。けれど、ぼくは殺してしまいました。あんなに苦しい思いを、何度もさせないといけないのか、と。あれでケロッとしていたらうそになる…。ぼく自身の気持に対して、どうしてもうそを描けなかったんですね。

人々の明るい一面も描き続けたいけど、ただ、それだけじゃない。ドスンと重い部分も表現するようになりました。

漫画を読むのは、多くは子供たちでしょう。子供たちの心は非常に純真だし、つまり真っ白です。描き手である私は、そのために心を配っているつもりです。

ボクシングはあまり好きじゃないんです。 確かにルールが改正されたり、ストップが早くなったりしています。 どんなに近代的になろうと、殴り合っていることに変わりはありません。 最初に試合を見に行ったなかなかまともに見ることができませんでした。 殴り合いを間近に見るのかと思うと、どうしても恐怖感があって、手の震えを止めることができませんでした。

後楽園ホールにやってくるファンの人に言いたいのは、とにかく彼ら、ボクサーたちが、このリングに立つまでのプロセスを見てほしい。 むろん、実地に確かめることはできないけれど、心に持ってほしい。

ただ殴り合いだけを見たいというのなら、闘鶏と同じです。 彼ら、若者たちが頑張っている、持っている夢に向かってどれほどにひたむきなのか、自分の課題に真摯に取り組んできたのか、それから恐怖と戦っているさまを感じてほしい。 そういう人間の表情がたくさんあって、一つ一つのドラマを噛みしめられるのが、後楽園ホールだと思うんです。

『あしたのジョー』を描いていた頃は、一番体が弱っていたんです。自分で自分を制御できなくて、どこまで体がもつのかわからなかった。それで実際に病気になって、力石徹が死んだ後には仕事を休んだんだ。

私が興味があることにはついていっちゃうことを知ってるからかな。『アレはなんだろう、どういう仕組みなんだろう』と気になり出したら足が止まらない。そういう癖は変わらないよ。

マンガはなんでもありですから。

なぜ自分は漫画家になったのだろうか──と考えると、満州から引き揚げてきたときの体験のせいかもしれない、と、振り返って思うんです。満州の家で日本人がいることが、バレてはまずいので、静かにしていなくてはならなかった。でも弟たちは小さいからわからない。それで持っていたヤレ紙に、鉛筆で絵とお話を描いたら、『次はどうなるの』って、喜んでね。それまでは自分が楽しむために絵を描いていたけれど、人に見せて喜んでもらったという原点が、あの屋根裏部屋にあったのかもしれません

私は新人マンガ家さんやうちの学生たちに、「背景はあまり描き込んじゃダメだよ。できるだけ白いところを残して読者に感じさせなさい」「そのほうが読みやすいんだからね。だからできるだけ白い部分を残すことを大事にしなさい」っていつも言ってた

学生たちはみんなパソコンでマンガを描くようになってるから、画面を拡大しながら描くんですよ。 それが見開きになったときに画面がぎゅうぎゅうになって読みづらくなってしまう。 だからいつも「描き込みすぎないように」と注意しているんです。 私の場合は紙の原稿に描いているからそこまで画面がぎっしりになることはないんだけど、担当編集さんも「読みやすい」って言ってくれた

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