初めはつねにむずかしといえども、人の登るに従いて、その労を少なうするは、これこの山の自然なり。
高利を貪る者は、これと異なる道を踏みて望みをほかにおき、自然とその従者を軽んず。
欲せよ、第一人者であることを。
真の信仰は、永久の国の使者たちに播かれ、すでにあまねく世に満ちたり。
汝努めて怠惰に勝たざるべからず、それ軟毛のうえに坐し、ふすまの下に臥して、しかも美名をうるものはなし。
美は魂を覚醒させ行動を起こさせる。
わが生ける間は、われしきりに人を凌がんことを願望し、心これにのみ迎えるがゆえに、げに、かく譲るあたわざりしなるべし。
この幸なき状にあるは、恥もなく、名誉もなく世を送れる者らの悲しき魂なり。彼らにまじりて神に反抗するにあらず、また忠なりしにもあらず。
汝が汝の学べるところのものを顧みて、その教えのわがことばに伴うをうるや否やをみる。
地獄の最も暗い場所は、道徳的危機に臨んで中立を保っていた人のために用意されている。
自負、嫉妬、貧欲。これらは人の心に火を放つ火花である。
われは悲しみの市への入口なり、われは永久なる悩みへの入口なり、われは滅びの民への入口なり、汝らここに入らん者、すべての望みを棄てよ。
天は永遠なる栄光を示しながらあなたの頭上を回っている。それでもあなたは下を向いているのだ。
賢い人間は時間を無駄にすることに最も腹が立つ。
心の働きの一部、悦びまたは憂いを感ずること深ければ、魂ことごとくここに集まり、また他の能力を顧みることなしとみゆ。
わがかの金牛に續く天宮を見てその内に入りしごとく早くは汝豈指を火に入れて引かんや あゝ榮光の星よ、大いなる力滿つる光よ、我は汝等よりわがすべての才(そはいかなるものなりとも)の出づるを認む 我はじめてトスカーナの空氣を吸ひし時、一切の滅ぶる生命の父なる者、汝等と共に出で汝等とともに隠れにき
女の愛というものは、見たり、触ったりすることによって燃やし続けていなければ、どれほども続かないのである。
お前の道を進め、人には勝手なことを言わせておけ。
信仰とは望まるるものの基、みえざるものの証拠なり、しかしてこれ、その本質とみゆ。
こよなき悲しみは、われらを再び神に結ぶ。