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【名言解説】及川徹「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」

「ハイキュー!!」にはさまざまな名言が登場します。

今回は、漫画17巻「才能とセンス」、アニメシーズン2エピソード24「極限スイッチ」から、主人公の日向から大王様とも言われる実力者及川の名言「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」について解説していきます。

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」のシーン解説

天才・影山と秀才・及川

主人公は烏野高校のバレー部の日向翔陽。小柄ながらも圧倒的な身体能力を持ち、飛びぬけたジャンプ力でスパイクを決めます。日向と名コンビのセッターが天才・影山飛雄です。天性の抜群のコントロール力で日向を動かしているのです。

影山は中学校の頃は王様と言われ、ワンマンな独裁者と思われていました。影山が一人で空振りをしてチームを置き去りにしていたこともあります。

しかし司令塔の影山の速いトスに答えられる日向を得て影山も実力を発揮できるようになり、また高校に入ってからチームを意識して仲間を思うようになりました。

名言を述べる秀才・及川徹はその天才・影山の中学校の先輩ですが、その天才・影山に対して対抗意識を燃やし、正々堂々と試合で叩き潰すと宣言しています。

及川は県ベスト4の強豪校、青葉城西高校に進学し、主将となります。そして影山は昔強豪校と言われ今は落ちたと言われている烏野高校に進みました。

インターハイ予選で烏野は、青葉城西と3回戦で対戦し、デュースで接戦の末敗れます。

そして今回は春高バレー宮城県代表決定戦の準決勝で2度目の対決となりました。

すさまじい努力家の実力者及川

及川は、自分は影山と違い天才ではないと認めます。それでも努力家で、良い雰囲気でチームをまとめチームメイトから信頼されています。バレーは6人でやるものだと団結力を示すのです。

一度は青葉城西に敗れた烏野も実力をつけて青葉城西と対決し、及川の強力なサーブに苦しめられながらも、善戦してリードしマッチポイントとなりました。

及川はモノローグで次のように言います。

「才能の開花のチャンスを掴むのは今日かもしれない」

「もしくは明日か、明後日か、来年か、30歳になってからかもな。体格ばかりはなんともいえないけど、無いと思ってたら多分一生ないんだ」

最後の1点で青葉城西はレシーブが乱れ、及川は場外から驚異的な超ロングトスをして言い放ちます。

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」と。

結局、長いラリーの末、影山のトスで日向がブロックを抜くアタックを決めて烏野が勝利します。

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」が生まれた背景

総合力県トップ

及川はセッターとしては天才・影山のトス回しにはかなわないとしますが、烏野のコーチ烏養にはそれ以外の総合力では県トップの実力であると言われています。

中学時代最後の大会では、「ベストセッター賞」を獲得。影山に性格が悪いと言われていますが、仲間に対しては全幅の信頼を寄せ、各選手の長所を理解して最大限引き出せるのです。

高いセンスや身体能力、体格を土台に血のにじむような努力を重ねた結果、及川は天才ではないと言いながら天才と言われる選手たちに匹敵する実力を持ちます。

回想シーンで出てきた黒塗りの男性の助言が、及川の考えに影響を与えました。この黒塗りの男性が誰かはまだ明らかにされていません。

「自分の力の上限をもう悟ったっていうのか。技も体も精神も何一つ出来上がってないのに。」

「自分より優れた何かを持っている人間は生まれた時点で自分とは違っている。それを覆すことなどどんな努力、工夫、仲間をもってしても不可能だ。そう嘆くのは全ての正しい努力をしつくしてからで遅くない。」

「自分は天才とは違うからと嘆き、諦めることより、自分の力はこんなものではないと信じてひたすら真っ直ぐに道をすすんでいくことは、辛く苦しい道であるかもしれないけれど。」

及川が教えてくれること

チームの誰よりも努力して、強豪校の司令塔の役目を果たしてきた及川はいつも冷静で自信に満ちています。及川は、才能は勝手に開花するものではなく自分の手で開花させるもの、センスは自分の手で磨くものだということを教えてくれるのです。

仮に天賦の才能を持って生まれたとしても、努力を怠り自分を磨かなければ、ただの凡人として終わってしまうかもしれません。一方天才でなくても地道に努力を重ねて、自分の力で自分を育てていけば、大きく開花する可能性は高くなるのです。

才能やセンスというのは、生まれつき持っているものではなく、努力によって自分を磨いていくことによって得られるものだと言っています。

アニメを見ていると、抜群のチームワークでバランスの取れた守備攻撃を見せる青葉城西を率いる及川は、十二分に実力があるように見えるのです。

秀才でも、日々の努力次第で、天才に近いことができるようになるのだということがわかります。地道な努力と研鑽があれば、大きなことを成し遂げられるのです。

『ハイキュー!!』について

『ハイキュー!!』は、『少年ジャンプNEXT!』(集英社)2011 WINTER・『週刊少年ジャンプ』(集英社)2011年20・21合併号にそれぞれ読切版が掲載された後、『週刊少年ジャンプ』にて2012年12号から2020年33・34合併号まで連載されました。

作者は古舘春一さん。

古舘さんは、中学、高校時代にバレーボール部のミドルブロッカーで、連載前からバレーボールを題材にした作品を描くという目標を持っていました。

『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』の連載終了後、バレーボール漫画の連載獲得を目指し、『少年ジャンプNEXT!』2011 WINTERに増刊読切版を掲載。

最初の読切掲載から約1年にも及ぶ推敲を経て、『週刊少年ジャンプ』2012年12号より本作品の連載をスタートしました。

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」は、漫画17巻「才能とセンス」、アニメシーズン2エピソード24「極限スイッチ」にあります。

まとめ

総合力トップの及川の力は、日々の鍛錬によって作り上げた自信に裏打ちされています。

悔いのない練習を重ねてきたからこそ、才能が開花して驚異的な技を見せることができたのです。

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」という及川の言葉は、たとえ天才でなくても、毎日の努力の積み重ねが真の実力を身につけさせてくれるんだということを教えてくれ、私たちに「自分の力はこんなものではない、もっと自分磨きをしなくては」という勇気を与えてくれます。

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