名言解説

【名言解説】ルフィ「仲間がいる゛よ」名言が生まれた背景とは?

「ONE PIECE」には心を打つ名言が多く登場します。時には気持ちを高揚させたり、時には感動を呼んだりと、心動かされた人も多いのではないでしょうか。

今回は、絶望の中からルフィが見出した答え、「仲間がいる゛よ」について解説していきます。

「仲間がいる゛よ」のシーン解説

尊敬する兄を目の前で失う

ルフィがこの名言を言うきっかけとなったのは、兄・エースの死です。

エースこと、ポートガス・D・エースは、海賊王であるゴール・D・ロジャーの息子で、そのライバルであるエドワード・ニューゲートの白ひげ海賊団の2番隊隊長を務めていました。

幼少期にルフィと、のちに革命軍参謀となるサボとの間で義兄弟の盃を交わしました。エースはルフィの実の兄ではありませんが、ルフィにとって憧れと尊敬の的であり、エースにとってもルフィは肉親のようにかわいがっていた存在だったのです。

エースはルフィと同じく悪魔の実の能力者で、“火拳のエース”の異名のごとく火を自在に操ります。このように能力者で、かつ大海賊・白ひげ海賊団の幹部であるエースを海軍が放っておくわけがありません。

ついにエースは海軍に捕縛され、本部マリンフォードで処刑されることになります。

ルフィを襲う絶望

エースを救うべく、ルフィや白ひげ海賊団はマリンフォードに乗り込みます。一度はエースを救えたものの、海軍大将、赤犬ことサカズキの攻撃からルフィを守るように、身体を射抜かれ命を落としてしまいます。

エースにしろルフィにしろ、両親の愛情を一身に受けて育ったわけではありません。同じような境遇で遊んだ義兄弟は、もしかしたら血のつながった兄弟よりも固い絆によって結ばれていたのかもしれません。その兄が目の前で命を失ったのです。

ルフィは絶望します。目の前で兄を失ったことを、そしてその兄を守れなかった自分の力のなさを。

ジンベエの喝!そしてあのシーンへ

マリンフォード頂上戦争から命からがら女ヶ島に逃げ延びたルフィ。未だエースの死から立ち直れず自暴自棄になります。そんなルフィに対し叱責したのがジンベエです。

「今は辛かろうがルフィ、それらを押し殺せ!失った物ばかり数えるな!無いものは無い!確認せい!お前にまだ残っておるものは何じゃ!」

ジンベエはルフィを押さえつけていたその手を放し、ルフィに思い起こさせるのです。今は世界へ散り散りになっても、幾多の戦いを乗り越えてきた仲間の姿を。ルフィの瞳から大粒の涙がとめどなくこぼれ落ちます。

「仲間がいる゛よ!」

大切な兄弟をなくしても、あいつらがいる。あいつらに会いたい!その気持ちがルフィを再び立ち上がらせたのです。

「仲間がいる゛よ」が生まれた背景

エースにルフィを託されたジンベエ

ジンベエは“海侠のジンベエ”と称されるほど、義理人情に厚い海賊でした。

そんなジンベエですが、ある人物からルフィの面倒を見るように頼まれていました。その人物こそ外ならぬエースだったのです。ジンベエとエースは所属する海賊団は違えど、お互いの力を認め合っていました。

ジンベエの初登場はインペルダウンという難攻不落の監獄です。その時同じ監獄に収監されていたのがエースでした。エースはジンベエに語ります。「あいつにはもぅ・・・頼もしい仲間達がいた。何があっても大丈夫さ。おれは安心したんだ」

ジンベエも海賊です。仲間がいかに大切かは十分に知っています。打ちひしがれたルフィを助けることができるのは仲間しかいません。そしてルフィに「お前に残っているもの」つまり“仲間”のことを思い出させるのでした。

すぐに仲間に会いに行くと思いきや

ルフィは立ち直り、仲間にメッセージを送ります。大胆にも報道を通して自分の姿を全世界にさらすのです。自分の生存確認だけではありません。

左腕に彫られたタトゥ―、“3D(x)2Y”の暗号を仲間に伝えるためです。3Dではなく2Y、つまり3日後の集合ではなく2年後の集合を仲間に伝えたのです。

なぜ2年後なのか。立ち直ったとはいえ、ルフィの力不足でエースを守れなかったのは事実です。今のままではひとつなぎの大秘宝を求める海賊たちとの熾烈な戦いには、とうてい太刀打ちできません。

ルフィは冥王レイリーのもとで修行する道を選びました。麦わらの一味のクルーたちもルフィの真意をくみ取り、各々力をつける日々を過ごすこととなります。

『ONE PIECE』について

1997年の発刊からおよそ20年以上愛されてきた「ONE PIECE」。全世界で人気の作品で、単行本の累計発行部数は2021年2月発行の第98巻で4億8000万部を突破しました。2015年には1人の作者が描いたコミックとして最多発行部数という事で、ギネスに認定されたほどです。

「ONE PIECE」は一連の流れからなる作品ですが、物語の場面ごとに区切られています。主人公のルフィは変わりませんが、登場キャラクターが時には味方になったり時には敵になったりと急展開するのも「ONE PIECE」の魅力といえるでしょう。

ストーリー単行本アニメ
イーストブルー編第1巻~第12巻第1話~第61話
グランドライン突入編第12巻~第15巻第62話~第77話
チョッパー登場・冬島編第15巻~第17巻第78話~第92話
アラバスタ編第17巻~第23巻第93話~第130話
スカイピア編第24巻~第28巻第144話~第173話
黄金の鐘編第29巻~第32巻第174話~第195話
フォクシー海賊団編第32巻~第34巻第207話~第228話
ウォーターセブン編第34巻~第39巻第229話~第263話
エニエス・ロビー編第39巻~第41巻第264話~第284話
CP9編第42巻~第44巻第285話~第306話
さよならメリー号編第44巻~第46巻第307話~第325話
スリラーバーク編第46巻~第50巻第337話~第381話
シャボンディ諸島編第50巻~第53巻第382話~第405話
女ヶ島編第53巻~第54巻第408話~第421話
インペルダウン編第54巻~第56巻第422話~第458話
マリンフォード編第56巻~第61巻第459話~第516話
魚人島編第61巻~第66巻第517話~第574話
パンクハザード編第66巻~第70巻第579話~第628話
ドレスローザ編第70巻~第80巻第629話~第746話
ゾウ編第80巻~第82巻第751話~第779話
ホールケーキアイランド編第82巻~第90巻第783話~第877話

今回の名言が登場するのは第60巻の590話に登場します。ルフィがより一層強くなるきっかけのシーンですので、見逃せない場面です。

まとめ

生きていく上で、少なからず“絶望”する場面に出くわします。特に、普段明るい人が絶望してしまったら、落差で立ち直れなくなる人もいるかもしれません。そんな絶望に負けて、自暴自棄になる人も多いのではないでしょうか。

でも考えてみてください。大切な人はいませんか?守るべき人はいませんか?あなたを頼りにしている人はいませんか?

人が1人で生きることはできません。誰かしら、支えとなる人はいるはずです。そんなことを思い出させえくれた、「仲間がいる゛よ」はまさに名言と言えるのではないでしょうか。

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