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【名言解説】ルフィ「わりぃおれ死んだ」|名言が生まれた背景とは?

2021年に連載1000話を記録した「ONE PIECE」には、さまざまな名言が登場します。今回は、初期の作品である第98話-第99話(第11巻)から、絶体絶命の主人公ルフィの名言「わりぃおれ死んだ」について解説していきます。

わりいおれ死んだ」のシーン解説

引用元:https://one-piece.com/comicsanime/comics/detail/11.html

アーロンを倒してローグタウンへ

第10巻から続くアーロンとの闘いでは、第11巻でルフィがアーロンパークごと破壊し、ナミを助け出すことに成功します。ルフィは、島をアーロンから開放すると同時に、海軍からはお尋ね者として目をつけられることになりました。その後ルフィたちの海賊団「麦わらの一味」は、島を離れグランドラインを目指す途中、海賊王ゴール・D・ロジャーが生まれ、処刑されたローグタウンに立ち寄ります。

ゴール・D・ロジャーの処刑台の上で

ローグタウンでは、サンジは食材を探しに、ウソップは装備品を集めに、ゾロは刀を物色に、ナミは洋服を探しにと、メンバーがそれぞれ自由行動でした。そんななかルフィは海賊王ロジャーが処刑された処刑台に登ってしまいます。

以前ルフィに打ちのめされ復讐にやってきていたバギーたちは、ルフィが死刑台からの風景を堪能している隙をみて死刑台の木枠にはりつけ、公開処刑を始めようとします。

バギーに謝ってみるも許してもらえるわけはなく、「民衆に何か一言言っとくか?」と聞かれたルフィは「おれは海賊王になる男だ」と絶叫しました。その後、ゾロやサンジが処刑台の広場に来てくれているのを見つけたルフィは、バギーが剣を振り下ろそうとしているその時、笑顔でこの台詞を口にするのです。

「わりぃおれ死んだ」が生まれた背景

仲間たちへの謝罪

ルフィがバギーに捕らえられた時、ほかの仲間たちは処刑台のまわりにはまだいませんでした。

はりつけられ当初は、バギーに謝ってみたり、罵り挑戦的な態度をとってみたりしたルフィでした。しかし、ゾロやサンジ、ウソップそしてナミたちが駆けつけたことを確認すると、ひとりひとりの名前を呼んで「わりぃ」と謝罪の言葉を言いました。ルフィが大切にしている仲間だからこその言葉ですね。

いっしょに海賊王になろうと力を合わせてきた麦わらの一味の仲間たち。彼らがルフィにとってもっとも大切でかけがえのない存在だったことがわかります。

笑顔で言ったわけ

この処刑台は、22年前に偉大なる海賊王ゴール・D・ロジャーが処刑された処刑台です。ロジャーは、この物語の発端となっている「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を残した人物です。この海賊王も処刑される直前にニヤリと笑いました。

いつも死を覚悟しながら生きる海賊は、好きなことをして悔いがない人生を送った証として最後に笑うことができたのです。ルフィも悔いなく生きてきたからこそ、死ぬ直前に笑うことができたのでしょう。また、このルフィの笑顔のシーンは、ゴール・D・ロジャー処刑台のシーンとあえて重ねて描写するという、作者尾田栄一郎先生の意図も感じ取れます。

じつはワンピースでは、ロジャーに始まり死に際に笑顔を見せるシーンが多いことでも知られているのです。

ONE PIECEについて

「ONE PIECE」は、「週刊少年ジャンプ」で、1997年から連載が開始され現在も続いてる尾田栄一郎による少年漫画作品です。海賊王を目指すモンキー ・D・ルフィとその仲間たちが「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐって大冒険を繰り広げます。夢と冒険、友情と愛、仲間と力を合わせることなどをテーマにしており、子供から大人まで幅広く楽しる作品です。

TVアニメーションも1999年から現在も続いており、映画やノベライズそしてゲームなど、広くメディア展開されている作品です。国内での単行本販売もすでに4億部を突破しており、海外でも42以上の国と地域で8000万部以上のコミックを売り上げています。2015年には、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネスに認定もされました。

作品は「サバイバルの海超新星編」と「最後の海新世界編」に分けることができ、各編目は次のようになっています。

編 名巻 数
サバイバルの海 超新星編1巻第1話 - 61巻第597話
    東の海編   1巻 - 12巻
   アラバスタ編   12巻-23巻 
   空島編   24巻-32巻
   ウォーターセブン編   32巻-46巻
   スリラーバーク編   46巻-50巻
   頂上戦争編   50巻-61巻
最後の海新世界編61巻第598話 -
   魚人島編   61巻-66巻 
   パンクハザード編   66巻-70巻
   ドレスローザ編   70巻-80巻
   四皇編   80巻-

また、2000年以降映画化もされています。タイトルと公開日は次のようになっています。

タイトル公開日
1ONE PIECE2000年3月4日
2ONE PIECE ねじまき島の冒険2001年3月3日
3ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国2002年3月2日
4ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険2003年3月1日
5ONE PIECE 呪われた聖剣2004年3月6日
6ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島2005年3月5日
7ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵2006年3月4日
8ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち2007年3月3日
9ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜2008年3月1日
10ONE PIECE FILM STRONG WORLD2009年12月12日
11ONE PIECE 3D 麦わらチェイス2011年3月19日
12ONE PIECE FILM Z2012年12月15日
13ONE PIECE FILM GOLD2016年7月23日
14ONE PIECE STAMPEDE2019年8月9日

まとめ

ルフィが絶体絶命の時に発した「わりぃおれ死んだ」という台詞とその後に見せた笑顔には、さまざまな意味が隠されているようです。

この台詞だけで、仲間への愛情、死に対する考え方、などが読み取れることと思います。

連載の初期に掲載された台詞でもあり、「ONE PIECE」全体に流れる作者の尾田栄一郎さんの不殺主義や死生観が表れていると思います。

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