西暦1900年代の偉人

【白洲 次郎】の名言集|名言まとめドットコム

このごろ、経済界で、合理化合理化と盛んに、云ってるけど、今の経営者に非常に大事なことは、何よりも先ず心構えを変えることだ。

現代をあんまり早く掴み過ぎた奴は、いつでも不幸になっちゃうんだ。ちょっとばかり早く掴んだ奴が、非常な成功児になるんだ。

この憲法は占領軍によって強制されたものであると明示すべきであった。歴史上の事実を都合よくごまかしたところで何になる。

後年そのごまかしが事実と信じられるような時がくれば、それはほんとに一大事であると同時に重大な罪悪であると考える。

イギリス人の気持ちが良いことの一つは、人間として公平な態度をとることだ。

われわれは戦争に負けたが、奴隷になったのではない。

人を攻撃するのはその人の前でやるがいい。鬼のいないまの洗濯でもあるまいし、もっと堂々と闘争はやってもらいたい。

永続性のない様なことはせぬがよい、しても無駄だから。

このごろのマスコミの論調をそのまま世論だとお思いめさるな。国民はそんなに軽率でもないし一方的でもありません。

人様にしかられたくらいで引込むような心臓は、持ち合わせがない。

吾々の時代に、この馬鹿な戦争をして元も子も無くしてしまった現在、次の時代に来る人々のためには幾許でもこの負担を軽くして、

少しでももっと明るい世の中にして次の時代に引継ぐ義務をも感じる。

おのれの好まざることを人に施すなかれと先祖代々教わってきた我々も、人の好まざることを人に施した挙句、

人の好まざることはやっぱりおのれも好まざるものであったと気がついた。因果応報。何をかいわん。

政治をやる人はもっともっと行政の対象の国民の立場になって考えてみるがいい。

農民の生活の向上を叫びたい人は、農民の生活がどんなものかと体験してからにしてもらいたい。

何でもかんでもひとつのことを固執しろというのではない。妥協もいいだろうし、また必要なことも往々ある。

しかしプリンシプルのない妥協は妥協でなくて、一時しのぎのごまかしに過ぎないのだと考える。

外資がはいってきたら、こうなる、ああなるとビクビクせずにもっと自信をもったらどうか。

自分の技術に、自分の経営にそんなに自信がないのなら、そんな連中は交代したらいい。

日本の人の悪口というのはね、単なる悪口で僕はそういうの、とても嫌いなんだ。

僕はよく人の悪口言うけど、お前、こういうことをやってるな、よくないぞ、こうやったほうがいいぞって、具体的に言うんだよ。

日本の批評っていうのは、あいつの右足の靴のかかとの減り方が気に食わないって、しつこく食い下がるんだ。

日本人は盛んに、現実を凝視せよ、なんて言うけどね、事実を事実と認めて黙って見てるんじゃいけないんだ。

議論したければ議論すればいいんだ。

どうも今の電気会社は、電灯をつけてる家庭が一番大事なのだという感覚が足りない。

私はお互にもっと自分自身を反省すべきだと思う。

私などこの自分の反省の不足に毎日々々悩んでいると正直に白状するが、ことさらに産業の経営者にはこの反省が必要だと思う。

長く大事に持っているものは人に貰ったものより自分自身の苦心の結晶に限る。

目前の安易主義は、将来の禍いのもと。

次のページへ >

スポンサーリンク

-西暦1900年代の偉人

© 2024 名言まとめドットコム